ホラー小説というと薄暗い家の中を這い回るイメージがあると思いますが、この小説はひとあじも、ふたあじも違います。これ以上書くとネタバレになりますから言えませんが、面白い!の一言をつけくわえておきます。
カクヨムに住み着いてはや9年。前はSFやファンタジーを書いてましたが、最近は格闘小説、ギャグ小説、パチンコ小説に現代ドラマ、経済小説と、なんでもありです。 …
ホラー短編として各話が高いクオリティを持っています。普通に短編として一話、また一話と『呪物』に纏わる物語を紐解くうちに、以前登場した人物やアイテムが思わぬ形で他のエピソードに現れーーーやがてこの作…続きを読む
物語の核になる亡者の楽園の説明のくだり以外は一気に読めます。登場人物1人ひとりに味があって、短編で場面が変わってしまうのが寂しいくらい、もっと読みたい気にさせてくれます。前半で、引き出しをひっく…続きを読む
日常の陰にひっそりと存在する呪物と業に追われる人々の物語。 派手ではなくどこか人生に寄り添うようなしっとりとした恐怖とザッピングする構成の連鎖に目が離せなくなります。 雑多な文法でもなく表現力…続きを読む
最後に残ったものはどうしようもなく凶悪になるーーとまぁ、こじゃれたフリはこのくらいにして、いや純粋に面白かったです。前半はオムニバス形式のホラーが続いていて、一つ一つの話がゾクりとするだけじ…続きを読む
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