トラウマという名の楔が十七年目にして弾け、再び歯車が回り始める☆

同窓会というイベントを好む者もいれば、忌み嫌う者もいる。
それは、過去に残してきた爪痕がどんなものだったかによって変化するものなんじゃないかなって私は思う。
でも、同窓会っていうのは、当時の先入観と今の自分を見つめ直し、新たな一歩を踏み出せる窓口でもあるんだなと思わせてくれるような作品でした。

読み手の心を痛めさせる表現。逆に和やかにさせてくる表現。どちらも経験はした事はなくても、心のどこかで共感の持てる優しさがあり、とても読みやすい作品です☆