第45話 現実問題……。

私は、今日、残業の時間帯からバスの乗務を命じられました。

朝早かった出勤のため、体調は悪く……。


それでも、人手不足で一人かけても代わりの運転手が

居ないから無理して乗務をするしかありませんでした。


私の会社では、点呼はあって無い様なものです。

運行管理者の講習では、点呼は安全運行の最後の砦とか

格好よく言われていますが現実問題、砦の意味はありません。


私が昔、勤めていたバス会社には予備の運転手と言うのが

居ました。

体調不良の運転手などが居た場合に、対処可能にするためです。


私の会社では常に、人手不足で、体調不良なんて聞き入れられない

現状があります。

私も、運行管理者をしていますが運転手が体調不良を訴えても

対処は一切、出来ません。


ましてや、運行管理者をしているドライバーの私でさえ

体調不良でも体調不良と言う報告は出来ずに、バスに

乗らなければなりませんでした。


いつか大きな事故を起こす気がしてならない。

けど、私の立場は役職も無いので意見は言えない。


上の意見に下は、逆らえないのだ……。

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