ファンタジー オブ ザ 天津飯

中華料理の知識を持つ高校生の少年と、読書姿が似合う完璧ヒロインを結びつけたのは、天津飯だった。

眠りの夢の中だけで巻き起こる、コミカルなファンタジーの物語。それが愉快な学校生活と並行して語られる様子は、気軽な『日帰りファンタジー』という、ちょっとした非日常感にとてもマッチしていますね。会話が軽妙でテンポ良く笑えて、短時間で読めるのに満足感は十分。

一見すると完璧超人なヒロイン、当然ながらただそれだけで終わらせないキャラの立たせ方も素敵。天津飯おごって食べてるのをずっと眺めていたい。そんな子。かわいい。

だいたい、タイトルが詩的な感じでタグを見たらクソ懐かしい田村くんとか何故かファンタジーで天津飯とか、もう、この時点で何が何やらと心掴まれますよね。
そしたら、これは読むっきゃないでしょう。

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