いとしのリノリウム

作者 綿貫むじな

63

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★★ Very Good!!

 しょっちゅう学園モノに名前が出てきては『それっぽい雰囲気』を演出するありがちなアレ――『リノリウム』。
 スペースデブリ回収業者の少女・アイカは、リノリウムに惹かれる一人。それが単なる廊下の材質と知ってる我々からすればどこかおかしくて、しかし夢見る少女の姿は例えようもなく愛おしい。
 宇宙時代になっても絶えない世知辛さにへこたれることなく、ゆるいマイペースぶりに、時には男勝りな活躍に魅せられる。

 可愛い女の子達の活躍、宇宙のロマン、どこか端々に滲む切なさ。
 それらが渾然一体となって凝縮された、素敵なSF短編でした。

★★ Very Good!!

リノリウムをガッツリ期待してきた人は想定と違うかもしれません。
しかし、全体に漂うゆるい空気が魅力的な一作です。

ロケットと光線銃が飛び交う世界で、テンポよくポンポンと進むストーリー、そういえば私もこういう作品が好きでした。昔を思い出して自分も書いてみたくなりました。

ぜひとも遠い世界のリノリウムに思いを馳せてみてください。
さあ、リノリウムはあなたの挑戦を待っています!