喧騒ではなく囁き

SFショートショートの様で、近未来を想像させる。言葉のつながりがきれいで引き込まれるように読みました。
空港で飛行機の待ち時間の間に出会った男性との会話。自動音声の素材となった人との話。
自分の声、身近な人の声がいろんな人に向けて再生されている。喜ぶ人もいるかもしれないが、慣れない人も多いだろう。この男性は拒否はしないにしても距離を置いて、冷静に見ていたのだと思います。それでも耐えられないものもあった。
最後の「変化」という言葉が何を指すのか、特定の者ではないにしても先の男性の平穏を祈ります。

ちょっと書き過ぎたかも。
できれば続きを……(笑

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