斬新な視点で人の命のあり方について考えさせてくれます。
総文字数・912文字の短編で描かれるのは、とある1組の恋人に起きた出来事。そこで起きる急転直下の物語、ここでネタバレしてしまうと面白さが半減してしまいますので敢えて本編には触れません。ですが1つだけ言えるのは、まだ我々からしますと、この中で描かれる出来事を笑って楽しめるだけの余裕や経験、固定概念は生まれていないという事かもしれません……。
恋人の何気ない喧嘩から始まります。短いのであまり書くとネタバレになってしまいますが、近未来のお話です。こんな未来が来たら、嫌です。思考が怖いですね。タイトルも内容を表しててよかったです。
その感覚にぞっとします。ホラーとのカテゴリ。その通りの感覚であって欲しいと願います。
遊びなのです。SF的な。ちょっとブラックな。塩分は控えめだったのですけれど。
アッと驚く結末。そしてタイトルの意味がわかったとき、あらためてこの物語の奥深さがわかります。極めて短いお話でありますが、インパクトは抜群です。ただ長ければよいのではない、ということですね。本編よりも長くては意味がありませんので、端的に。面白いです!
喧嘩ごとから始まりますが、確かに将来に実在するかもしれないような出来事。そして後半の衝撃。私は最初見た時、マ○オの無限増殖を思い出しました。
1000文字に満たない短い物語のなかで、たたみかけてくる衝撃。時代とともに価値観は変わっていく。『今』のわたしは無邪気さに戦慄しましたが、もしもこのお話のような未来を生きていたら……。すぐに読めます。未来に起こり得るかもしれない、この『幸せ』を、ぜひ体験してみて。
私はこれを読み、すぐさまゾッとしました。短い文章で簡単に読むことが出来ます。しかし、その短い文章の中に本当の幸せとはなんだろう?そう思わせる力のあるお話です。
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