短い中に散りばめられたたくさんの想いのかけら。未成熟な少女の一つ一つの言動に熱に浮かされたまま読み進めさせられます。個人的にはオチがとても気になる。解釈はご自由にとのことですが、はてどうしたものか……。
玉鬘(たまかずら)えな、です。 書くこと読むこと食べることが好きです。 妖怪と和歌と粉ものを愛す者なり。 自分にしか書けないもの (自分のテイスト) を常…
知らず知らずの内に惹き込まれている、そんな素敵な作品。少女の爪を彩る色の変化。ばっちりと塗られた可愛く、キラキラと輝く其れは勿論、剥がれかけて元の色が覗いてしまっている時にも尚、美しさを感じま…続きを読む
少女は爪に色を塗り、学校へ行き、日記を書く。カクヨム甲子園に参加してらしたので、現役高校生の作者様。これは絶対に、私の中からは出てこない感性だ……。(たとえ、私が十代に戻ったとしても。)説…続きを読む
言ってしまえば少女がマニキュアを塗って学校に行くことを先生や母親にたしなめられる話なのですが、彼女がそうした理由が、心の変遷がとても丁寧に表現されていて、ああ、私にもかつてこんな時代があったのだ、と…続きを読む
当たり前の話なんですけど、男が女性視点で物を書くとなんだか嘘っぽくなっちゃうんですよね。かの太宰治氏は女性視点で書くのが上手いと言われていますが、それでもやっぱり本物にはかなわない気がします。…続きを読む
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