どれだけ誤字れるかが作品のキーポイントとは新しい!

日帰りファンタジーの作品で探していたところ、とても興味深いタイトルに思わずクリック。
読み進めてみれば……なるほど、たしかに誤字だらけのようだ。
しかしこの『誤字』こそ、この作品の特徴である。

異世界に召喚された勇者は、いま流行りの言語機能に不備を持って、異世界に召喚されてしまった。
この言語機能の不備によって、勇者が言い間違えた言葉が現実となる。
伝説の聖剣『マスターソード』が、ホットドックに使う『マスタード』になってしまうなんて、誰が想像できようか?
これでどうやって魔王討伐しろと言うのか全く持って疑問である(のちに魔王の正体も言及される)

物書きにとって、誤字とは敵である。
しかし、この作品に限って言えば誤字こそ『正義』なのだ。
どれだけ多く誤字れるかが作品の質に関わってくるし、作者様の発想力が試される。
そして、この作者様は間違いなく誤字ることの才能を持っている。
バカにしているようだが、これは立派な褒め言葉だ。
その意味は、貴方自身で確かめて見てほしい。読めばきっと「なるほど、たしかに褒め言葉だ」と納得するはずだ。

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