転生しても猶、愛しい人を思い詰める恋慕の情。実らずとも幸せなのか?

短編小説、ではある。
でも…、私は詩だと思った。

私は小学生の時分から詩が嫌いだった。今も嫌いだ。無理して文字数を抑えているようで、読者の心に響く作品に出会った事がないし、信仰者面した辛気臭い点が大嫌いである。

でも、本作品には詩の美しさを感じた。流れるような展開。でも、起承転結の理を果たしている。読後の余韻をも楽しめる。

現在、日経新聞夕刊に詩人の紹介コラムが連載されているが、「本作品を読んで、自省しろ!」と声を大にして主張したい、彼らの詩を読んだ事もないのに。

短編にはMAX2つが信条ですが、星3つ付けました。

その他のおすすめレビュー

時織拓未さんの他のおすすめレビュー555