溢れんばかりの、「おじさん」たちのカッコよさ。

アラフォーのおじさんたちの、恋人同士のような、家族のような、甘いけどどこか煙草の苦さや、珈琲の香ばしさが漂うような。

同じ屋根の下に住む、そんな二人の間にハーフで超絶美人な愛娘を交えて、三人が好きな音楽を奏でて軽やかに暮らす物語。

もう、出てくるアイテム、やっている仕草。どれも、ちゃんと銘柄や注釈なんかもあったりして、とてもリアルに思い浮かべられるうえ、その一つ一つがとにかくカッコいい。ひたすらにカッコいい。
ただ無駄に時間をつぶして生きてきたんじゃない、人生楽しんできたんだろうなと思われる、セレクション。

賭けの商品が、ジェラテリア・テオブロマのチョコレートパフェとか。
もう、そのあたりで、完全に「やられた」と感じました。

その他のおすすめレビュー

飛野猶さんの他のおすすめレビュー355