古き良き兄貴たちの佇まい。

かつて、あこがれる年上の男がいたものだ。
自分のテリトリーを持っていて、だが閉鎖的ではなく
右も左もわからないひよっこにウェルカム。

そんな当時の兄貴たちを髣髴とさせる心地よい物語。
酒、音楽、煙草、車、本。色々知ってるんだ。
うわべだけカッコツケテルのもいたよ。
でも、そんなの話をすれば見分けられる。
醸し出すディテール。自分好みのモチーフ。

こちらはそんな男たちに似合うようになりたくて
自分の世界を探し出す。背伸びしてみる。
ツイテクだけなんて冗談じゃないから向こうから惚れられるように。

別に恋絡みじゃなくとも、会話で堕ちる。
なにせエロチカを連想させる、ヒロ・チカだから、ね。

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