第13話 6人

 とりあえず三人で盛り上がっていると女性三人もやって来たのである。【松林まつばやし】さんに【ところ】さんに【苑田そのだ】さんだ。大阪の松林さん、新潟の所さん、長崎の苑田さんであり、大阪は僕を含めて二人目である。


 「はじめまして!」


 「はじめまして!」


 皆で挨拶をしっかりして交流を深めようとするが僕も含めて少し緊張しているのだ。無理もない、全員が初対面なのだから。


 「・・・」


 「リーダー誰にする?」


 「君でいいやん。」


 守坂さんがなんと最年少かつ唯一の未婚者である僕を指名したのだ!!さすがに大人を引率する自信はないのだが・・・と思いつつ皆と会話をしようとしたが会話の内容が思いつかない。


 「・・・・・・」


 さすがに僕でさえ緊張しすぎて喋れないものだがある人物が現れて沈黙が解かれて均衡が取れることになる。


 「おはようございます!みなさん、はじめまして!」


 『はじめまして!おはようございます!』


 さすが皆が一人一人礼儀正しく大人である。現職場の人間関係に悩んでいる僕にすれば本当に違う世界だなあと感じています。はい・・・!この現れた人はこのグループの教師的立場となる【みなと】先生だ。北海道の出身であるがイロイロな地域の方々とこうして関われるのはいい経験になるだろうと僕は思う。

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