第10話 これから3日間
車は西名阪自動車道を走り奈良方面を走行する。
「今日からやな。」
「色々勉強が出来れば・・・色々な出会いがあると思います。楽しみにしています。」
「そやな。」
西村さんの一言に僕は反応した。西村さんは僕の気持ちをもう読んでいたのかいつもと変わらない淡々とした表情であった。
車は奈良県に入る。自然の中の道を越えて目的地へと少しずつ近付くのだ。
「早く到着したら(目的地の)近くで朝飯にしようか。」
「は、はい。ありがとうございます。」
西村さんは目的地に近付いたら食事にしようと言う。何も食べていない僕は勿論食べることにした。
ー名阪国道ー
車は名阪国道に入るとすぐの【
「・・・」
「・・・」
僕はこれから色々な出来事があるんだと思うと少し緊張していたのだ。そして天理市内にある巨大な神殿に到着するとそこで参拝をする。
「今日もよろしくお願いします!」
「よろしくお願いします!」
参拝を終えると再び車で移動して朝飯を食べに行くことに。神殿から少し離れた牛丼専門店で牛丼と野菜を食べながら僕と西村さんは会話をするのであった。
「これから3日間ですね。」
「そや、お前がこれから成長するための勉強や!」
「(・・・あの時から18年を経てこのような縁があるとは・・・素晴らしい!!)」
僕の言う18年とは和歌山の思い出ほどの感動とまではいかないが僕にとってとても大切な思い出なのだ。
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