第9話 ちょうどこの頃
この日は彼女のお陰で構図を練ることが出来、作品作りも少し
「日付はこれでいいかな?」
「日付は自由でいいですよ!」
僕はこの時の日付を『1992年8月14日』に設定した。というのもこの日は金曜日で日曜日である16日に大阪に帰省すると前提で考えたらつじつまが合うからだ。本当ならば当時の写真などといった関連資料があれば良いのだが諸事情があって資料がないのだ。それについてはまた別の機会に説明しよう。
「北浜さん、本日はありがとうございました!」
「こちらこそありがとうございます!」
僕は北浜さんに頭を下げてこの日は別れたのであった。
ー同日・天王寺駅ー
僕は天王寺駅の行き先案内を見てくろしお号の時刻や行き先を見てふと思うことがあった。
「(ちょうどこの頃だったかな。林間キャンプは・・・!)」
当時の写真などの資料がなくても僕の身体と記憶はあの頃の僕や時期を覚えているのかもしれない。
ー後日ー
あの日の記憶を思い出しながらまた新聞の入れ忘れを届けに行く。そして恵我ノ荘駅のホームを踏切から見つめるとたくさんの子供達が電車を待っていた。
「(あ、あの日の・・・?)」
気がつくとホームには通勤客が数人いただけであった。一瞬だが当時の光景が見えたのだろう。
「(いつまでも忘れちゃいけない林間キャンプのエピソード・・・必ず誰かに伝えたい・・・!!)」
僕は左手の拳を握ると原付で目的の家まで向かったのである。
ーある日ー
この日も原付で恵我ノ荘駅を通っていく僕だがちらっと奈良へと向かう方面も見つめたのである。勿論奈良方面を見つめるのもいつものことである。
「(和歌山とは別の思い出が向こうにある!!)」
夏の思い出というのは決して25年前の林間キャンプだけじゃない。他にも色々な経験をして今の僕がいるのだ。
「さて
もうすぐとはある用事が控えているからだ。尚、僕は小説も書くので色々としなければならないのでちょっとパンクしそうだ。
ー8月18日ー
僕は家の近くにいると車がやって来たのである。車から少し若そうな感じの男性がおりてきたのだ。
「よお!」
「おはようございます!」
そして男性と一緒にある場所へと向かう。車は
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます