僕の夏の思い出
市川雄一郎
第1話 僕の夏
僕は大阪に住む新聞店の従業員である。仕事の合間を縫っては自分の趣味を楽しんだりウェブ小説を書いたりしているがいつも忙しい日々を過ごしている。
そして今年も夏を迎えたのである。今年は例年以上に暑く、汗も出るし水やジュースを飲み過ぎてトイレによく行くしヘトヘトである。
「暑いなあ・・・のどが乾きまくるわ・・・なんやねんこの暑さは!!」
僕は連日の暑さにイライラしていたが、その反面夏が来ると嬉しいのであった。なぜならば夏になれば色々な昔の思い出に浸ることが出来るからである。暑いのは嫌いだが僕は本心は夏が大好きである。その気持ちにさせてくれるのは僕の昔の思い出達である。
《職場の事務所》
夏のある日も職場の事務所で朝の電話当番(※1)を同僚と3人でしながら電話がないので会話が盛り上がったのである。そして一人が笑いながら袋を机の上に置いたのである。
「朝飯買ってきたで!!」
「新山さん、ありがとう!!」
3人分の差し入れを買ってきてくれたのは同僚であり、僕の父親的存在でもある
「ちょっとこれを見てくれ!」
「ん?どないしたん?」
僕はその人の元へ行くと彼は地図を見せてくれたのである。
「これ見てくれ!変な名前しているぞ!」
「どれどれ・・・ほんまや!」
「やろ!?」
「どれどれ・・・ほんまやな!!」
僕とその人が笑っていると新山さんも気になって見に来たのである。そして3人とも爆笑していたのだ。ちなみに『もう一人の同僚(その人)』とは
《ある市内》
そしてある日、僕はあるお客さんの家に新聞を届けていたのである。その場所は僕が幼稚園時代に育った
(※1・・・新聞店の業務のひとつで事務所にかかってくる電話に対応して新聞の入れ忘れを届けたり、新聞を止めたり入れたりの連絡を配達員に伝える等の仕事をする。)
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