概要
巫女とゾンビ化と侵入者をめぐる物語
奇妙な契約によって空間操作能力――「トリックスター」を手に入れ、眠りにつくたびに異世界へ転移するようになった主人公が、数々の謎に立ち向かっていきます。
転覆の巫女編:国土を転覆させた後、人々の記憶から失われた「転覆の巫女」をめぐる物語
ユニバーシティ編:人々に突然襲いかかる「ゾンビ化」現象と、過去に国家をゆるがせた「大事件」の謎をめぐる物語
侵入者編:二つの貴族の対立と、外の世界から送り込まれた「侵入者」をめぐる物語
以上の三つのストーリーが交錯しながら進み、最終的に一つとなります。それぞれが起承転結を構成しているため、のんびりとした序盤が長い一方、中盤からはバトル一色となります。
また、ミステリー小説のように全体が一本につながった構成で、後半から一気に謎が解決していきます。
転覆の巫女編:国土を転覆させた後、人々の記憶から失われた「転覆の巫女」をめぐる物語
ユニバーシティ編:人々に突然襲いかかる「ゾンビ化」現象と、過去に国家をゆるがせた「大事件」の謎をめぐる物語
侵入者編:二つの貴族の対立と、外の世界から送り込まれた「侵入者」をめぐる物語
以上の三つのストーリーが交錯しながら進み、最終的に一つとなります。それぞれが起承転結を構成しているため、のんびりとした序盤が長い一方、中盤からはバトル一色となります。
また、ミステリー小説のように全体が一本につながった構成で、後半から一気に謎が解決していきます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!疾風怒涛の前半戦!
始まりは不思議な感じ、穏やかですらあるんです。
文芸部に所属するごく普通の高校生の太田君。彼が公園で妙な物体を見つけるところから始まります。
この導入部からまたワクワクさせてくれるのですが、この物体を通して彼は異世界へと誘われます。
その際に付与された能力『トリックスター』。このよく分からない能力がまた魅力たっぷりです。
そして始まる異世界での冒険!
そこには魔法があり、ゾンビがいて、世界の秘密があります。
「ウォルター」となった太田君はその能力と共にこの世界の人々に巻き込まれ、パンを配達したり、魔法勝負を挑まれたりと、慌ただしい毎日。
さらには文芸部の仲間までもを巻き込んで、さらにこ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!作り込まれた世界観とクレバーな仲間たち。引き込まれます。
文章が簡潔でとても明確なので異世界の様子が容易に想像できて素晴らしいです。その中にもどこかとぼけた、といいますか、肩の力が抜ける空気感があって、登場人物にもその魅力が遺憾なく発揮されてます。
世界の仕組みや謎が順々に明かされていくので続きが気になって気になって仕方ない。主人公たちの行動範囲も順を追って広がっていくので同じ視点でどきどきわくわくできます。上手につくってるなあと思います。
ふんだんに出てくる固有名詞や用語もとてもよく考えられていて魅力的。このセンスが羨ましいです。
まだまだ謎はてんこ盛り。後編に乞うご期待です。