文系異世界苦労

異世界無双という言葉が流行りましたが、これは異世界苦労。
言葉が通じないという段階で、かなりの苦労話。
しかしながら、かつての日本の田舎に外国船が漂流したときのように、あるいはアメリカ大陸の人々がコロンブスたちを発見したときのように。
いつかは言葉が通じるはず……なのです。
文系を下に見る風潮がありますが、たった一人で言葉の通じない世界に放り込まれたら、言語学に明るいほうが有利でしょう。(もちろんよくわからないけどとりあえず騒ごう、が出来る人もいるかもしれませんが)
文化風俗だけではなく、言葉も違う、本当の異世界。大変知的好奇心をくすぐられます。
主人公が理解できた言葉にルビを振っていくというのも面白い試み。

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