じゃあなんで一万字を上限にしたんだろって思う時にはもう穴にハマっている

 というのは当然作中の登場人物の論理に対してであって、レビューそのものの文字数とはまったくの無関係である。良く作中の論理に穴があることは批判の対象になるが、この作品はそれを逆手に取って「穴ばかり」の論理でもその場でバレなきゃいいんだろ、という作品展開が魅力。確かにそれはそうだわ、そういうときは焦っちゃっていい案なんて思いつかねーもんな、という不思議な説得力がある。頭脳を使いたくないときにおススメ。

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