青年の『魂』が欲する場所は

紋章術。
これを使いこなせなければ、主人公ジェイドは己の使命を果たすどころか、自分自身が消えてしまう――。

どこまでいけば底があるのだろう。
ジェイドに力を与えてくれる神々は、同時に過酷な試練も与えていた。
空に浮かぶ大陸を舞台に、世界はまた、存亡の危機を迎えていた。
ジェイドの求めるものはただ一つ。
大きな代償を払ったのか、それとも、新たな存在となったのか。


一番最後まで読んだら、再び最初から読み直したくなるラスト。
暗い洞窟の中で眠る、鉱石たちが見た夢のよう。
今はその余韻に浸りたいと思います。

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