パンツ、そう、思春期っす

思春期の男子って女の子に興味ありありな時期。
普段見えないものをどうしても見たい訳で、気になっちゃうもんで。
だけど、高校生とは違ってどこか純粋というか、可愛げのある興味というか、小学生が「うんこ」で喜ぶみたいに、中学男子は「パンツ」一つで大喜びっすね。
彼らはパンツが見たいって思ってたら、他の事よりもパンツ。おっぱいが近いと思っても、意識はパンツに戻っちまう。

本作では、そんな男子が軽快な文章で描かれてます。
相手の言葉の裏なんて読まない中学男子が意識してる世界、その描写をうまく抽出して文章に落とし込めているからこそ、読みやすさと面白さを兼ね備えたテンポを生み出しているのです。
話の区切りもよく次へつぎへと読み進めてしまうので、あっさりと最後まで読めちゃいます。

※本作は『三題噺』で、その3つのキーワードを予想しながら読まれることを想定されているので、このレビューは少し的を射ていないかもしれません。読まれる方はぜひとも、3つのキーワードを予想しながら読んでみてはいかがでしょうか。ちゃんと答え合わせもありましたので///