絶対瞬間風速! この夏最大の快感の予感! ウボァー! オミゴト!!w

城跡。クレーターから這い出す人影があった。

「すぐにやつを追いましょう!」

「もう……よい」

北信のセンターを張る少女。村上シキヨは応える。
朝陽をかえす、ストレートロングのオレンジ髪が風になびく。

「!? 殿?」

「……ああ、捨て置け。もう、どうでもよくなった……。ひさびさにいいものをみさせてもらった。
世知辛い世にあのような……あのようなものが、まだ居たとはな……。砥石にこだわる儂が阿呆のようじゃ」

「……シキヨ様」
 
「この世も存外すてたものじゃない。ということか……。さてと、儂は卒業じゃ。こんごはセカンドの主がセンターをつとめてくれ」

「そんな……。わたしは……、わたしはずっとシキヨ様の側にいたい! シキヨ様だけのセンターになりたい! そのためだけに活動してきたんです、だから!」

黒髪ショートの少女が必死の想いを告げた。

「…………。なら、まずは主と朝寝でもしようかの」


こうして、北信からセンターとセカンドが電撃卒業を果たした。

こののち、半年後。
北信濃は武田の手におちた。



はっ。ええと……レビューでなにしてんだボクは。
ひとことで言うと……

衝撃的におもしろかったよ!!

その他のおすすめレビュー

北乃ガラナさんの他のおすすめレビュー363