この短編、コワイ

 何が怖いって夜に読んだことすら間違いだが、読んだことすら間違いであろう。すごい勢いで読者をBUNG(振り投げ)していくことが何よりもコワイ。
 魔法少女=忍者というトンデモ理論はなんだか頭のネジ一個以上吹っ飛んだカオス……いや、これはジメイノ・リです。
 また、この作品はルビの使い方がとても丁寧でありながらぞんざい、何というか敢えてヤンキー漫画のルビをさらに凶悪したような言葉はこの世界観にとても合ってて面白い。
 そしてなによりたまに入る真面目な解説が私の笑いのツボに入りましたよ。好きな人はとことん好きだろうなと思う作品でした。
 無事に『卒業』できそうです。