郷愁と家族への愛が方言とユーモアを交えて綴られるレシピ付きエッセイ

ふるさと山形の言葉と料理と、幼い日の家族の思い出。
行ったことのない雪国の春夏秋冬の情景に憧れが募る。

美しく病弱で儚かった祖母は、筆者の幼児期に逝った。
祖母を愛し、筆者を愛してくれた祖父は、中学時代に。

時の流れと共に次第に変化する家族の形と故郷の情景は、
幼少期から思春期へと成長した筆者の心に刻まれている。

ほっこりとしつつ、少し物悲しい気持ちにもなるような、
昭和の日本の風景は、今だからこそ記録に残してほしい。

いいなあ、東北。
九州の離島とは本当に全く違う食文化があるんですね。

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