嘘のつけない嘘つき王女と傭兵の冒険譚

今は亡き祖国に戻ろうとする王女と依頼主を守れなかった過去を持つ傭兵が、さまざまな因縁や障害を乗り越えながら旅をする物語。
王女の頑な態度から、いろいろと予想をしていたのですが、良い意味で裏切られました。それと同時に、それまでの出来事もすとんと落ちてきて、思わず唸ってしまいました。
とても面白かったです。読み終えるのは寂しくもあり、でも、白い紙のうえには彼らの物語が続いていくような、すっきりとした読後感でした。