日本に近い外国、台湾。そこへ旅行したカップルの物語。見知らぬ土地で、あえて有名ではない町の食堂に飛び込んだ二人が食べた台湾料理は。「美味しい話」にピッタリの、お腹を刺激するお話です。描写がとてもお上手で、拝読しながら頭の中に次々と料理を盛ったお皿が飛び交います。登場人物の名前と、後日談がこの物語をより楽しませてくれます。
台湾には行ったことがありませんが、東南アジア経験のある私として、あるある、が詰まった作品でした。日本のアジア料理店の味と、現地で食べる料理の味、それも現地の人向けのお店の味って、やっぱりどこか違う。行かないと味わえない、何かがある。文章からスパイスの香りが漂ってくるようです。水餃子、青菜の炒め物、角煮丼……。読んでて唾液が溢れてきました。一度クセになったら、やめられないんですよね。(^^
海外の臭いの違いで五感を刺激されたのです!
旅先で、知らない店にふらっと飛び込むの面白いですよね。 バックパッカーとしてヨーロッパを旅していた時、金がなくて、あちこちの安い店で食べていたことを思い出ました。ドレスデンの屋台で食べたスープ、うまかったなあ。 思わぬ街での思わぬ情景が鮮やかに描かれています。 いいですね!
台湾の食堂をテーマにした今作ですが、台湾の情景が目に浮かぶようでした。料理の描写も、特徴をしっかりとらえていて、口の中に味がにじみ出て来るようでした。 自分も昔、台湾に行ったことがあるのですが、この作品を読んで、もう一度行きたくなってしまいました(笑)おすすめです!
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