作者さまの作品は常々読ませて戴きましたが、いつもレビューまでお時間がかかります。
これは、余韻と、作品に込められた想いが広がって響かせるからだと思っています。
語彙や文法はさながら、行間に時間が流れる感覚を、もっと味わいたいと言いますか。淡々とした文体でありながら、どこかノスタルジーな持ち味は癖になります。
それはきっと。
イロイロな感情が込められているからなのでしょう。
ヒトを疎む気持ち、それを超える気持ち、流れに乗って幸せを掴みとる衝撃。決意、歩き出す想い、それぞれの未来を願う気持ち。
五感に訴えてくるのです。
どーん、とアレが上がった瞬間と、最後の台詞は、誰もを勇気づけるはず。強く書かれた言葉で、明日も頑張りましょう。
その言葉は、最初から読んでこそ味わえる言葉の符号。せっかくの言霊ですので、みなさまも是非、元気を貰ってみてください。