そのとき奇跡が起きた。無残な衰退地域に……石油がデター!万歳! 

なんてことは、ないわけでして。

石油でなければ、表層型メタンハイドレートかというと、そうでもないわけです。

かってない過去の人口爆増にのって、繁栄を謳歌したという、なんか既視感バリバリな、とある地方の再生物語です。

結局は人なんですよね。過去に縛られず、過去をなぞるような無理な道筋をとらず、魅力を掘り下げ、永続可能な豊かさを実現してほしいなと、卿は思わずにはいられません。

その他のおすすめレビュー

北乃ガラナさんの他のおすすめレビュー364