元気な町も熱い恋も地方から!

警察が主人公のものを除くと、公務員が主人公の小説はかなり珍しいと思いますが、この作品はその一つで、出向中の県庁職員が寂れてしまった地方観光都市(町)で奔走するという物語です。

出向中、つまり一時的に出向いていて、2、3年後には出向元に戻るということが行政の仕事にはよくあるのですが、それで実際に熱意があまりない職員というのもいるかもしれません。
そんな職員と、冷めた目で見る町民たち、間に挟まれ孤軍奮闘する主人公の悩みが、痛いほど伝わってきます。

それでも、もう一度観光客で賑わせたいという情熱は、光となり兆しとなり……☆
どんなアイディアを思い付いたかも見物です!

そして、もう一つ恋の情熱も……♪

県庁職員という、一見堅苦しそうなお仕事小説ですが、丁寧な文章、かつ現場のリアルな描写で、とても読みやすいです☆
オススメです!

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