わかれのさきに 肆への応援コメント
姉にすら大久保と呼ばれる大久保とは一体……。
とは言え、一軒落着かな。終わった後も、少し軒を借りて落ち着くこともあろうし。今後の物語も万々歳。
女というものを囲い込む条理という名の不条理がまかり通るこの時代、だからこそ世間でいう不条理を己の条理に変えて生きていこうとする人もいる。
それは怪異であっても同じこと。
「生きている人間の方がずっと恐ろしい」という冗句、ホラーにおける使い古された言葉。
私なら、『帝都つくもかさね』を読み終えようとする私ならばこう返します。
「死んでいる人間も生きている人間と何ら変わりはないんだから、恐ろしさにおいて何も変わりはしないよ」と。
生きているということを続ける人と死んでいることを続ける人は、共に等しく、愛おしい。
長続きはしないかもしれません、けれどこれは今の私にとって偽らざる感想です。
わかれのさきに 弐への応援コメント
霊とは、神とは、悪魔とは、願いなのかもしれません。
たとえ向けられる感情が思慕のみならず恐怖であったとしても、死んだその先がなくなっておしまいだなんてあまりにも淋しいじゃないですか。
だから、人は物語る。
その人がどれだけ偉大であったか、どれだけ孤独であったか、どれだけ、どれだけ、どれだけ、と。
それは、誇りです。誇りを糧にするから生きていけるんです。
いくら、恐ろしくても、みじめだろうと、あるんです。そこにいた人が今もいるんだねと思うことに慰め以上に人という存在への自尊があるのです。。
岸園子の岸園子による岸園子のための――たった一人のために作られた物語は波多野翠に共有され、重なりました。
大久保も、関も、菱田君も、気づいていないことでしょうが、この物語は十重二十重、もっとそれ以上に共有されているのです。
これが弔いです。
岸園子、るきへる様、やろうとしたことがどうであれ私はあなたがそれだけの力を、遺志を示せたことを誇りに思う。
てんしのつばさ 参への応援コメント
もしや、ってことでちょっと頭の片隅にはありましたがこう断言されると弥栄! これが真実だという心持がいたします関でした。
ついでに、過剰に湿っぽい雰囲気にいかせない謎の人徳者でもあり、と。
>天使対堕天使の決戦
ジャンルが違う!? 関は強力ですが歯止め役がいなければ、作品の方向性が一気に変わってしまいそうな気もしますね。
>『帝都つくもがたり』再始動だ
脳内で謎のBGMが流れました。
やっぱり映像化とか希望します。関が出てくるとエンタメ性上がりますね。ここまでの反動なのかもしれませんが。
あと、菱田君、朴念仁で終わらないようにね。
男子たるもの、正念場だぞ?
作者からの返信
関はほんとになんでしょうね、関ワールドを展開してくれますね。楽しい奴だ。
とはいえそういう感じの方向になって参りました。盛り上がってきましたよ!
てんしのつばさ 弐への応援コメント
かっちりとしたものを求めてしまう、理に適った揺るがない何かを翠ちゃんは求めてしまう。
情なんて、ぎざぎざで、ぼこぼこで、矛盾だらけだなんて言ってあげたいけれど、大久保の言葉がある以上出番はない。
不格好だからこそ、言葉は染み込む。強い現実を前には彼の意志は砕けてしまうのかもしれないけれど、言葉に嘘はない。染み渡っていきます。
大久保、カッコよかったですよ。
変わって変わって揺らぎ続けるからこそ互いに支え合える。
次で一旦終いなのですか、その壱で揺らいでから今もちょっと泣きたくなってくる私の心は落ち着くのでしょうか。
今が落ち着く時だというのに。
作者からの返信
このシーンが実は一番書きたかったところでありまして……まだまだ青い翠と、曲がりなりにも年を食ってる大久保のこう、あれですよ!
カッコよかったと言っていただけるのはとても嬉しいです。やった!
てんしのつばさ 壱への応援コメント
てばさきー!
タイトルを見た瞬間、わけのわからない食欲が私を襲ったのですがあれはなんだったのでしょうか。はっ、これが天使の分け前(違)。
大久保が卒倒してしまいます。
Un ange a passe.
それはさて置いて、天使の翼って猛禽類の物ですよね。
人間大の鷹や鷲ならばそりゃあ人間も捕食されてしまいます。
ある一時期を期に、旧来は空想的に描かれていた翼が実際に飛べるだろうという発想から実在の生物の物に代わったそうですが、なるほど。
透明の怪人は天使の原型的ななにかなのかもしれませんね。
天使には性別が無いっての有名な話ですし。
とは言え仮説が立つ以前に、前提が一気に崩されてしまいました。
謎は解けるのか、正直動揺しています。
作者からの返信
たべちゃだめ! そんな、濃い味のタレをつけてじっくり炭火で焼いたりしては!!
この辺からいろいろ正体とかの話になってきます。クライマックス一個手前です!
あたらぬはっけ 弐への応援コメント
占いごとは呪いごとといいますか、言葉が人を縛るってあると思うんです。
当然、大久保のことは知らない仲ではありません。深くも深くまで見通します。
けれど、昨日今日会ったばかりのこの子に普遍的な正論をぶつけるとは関も、ミスというかデリカシーが無いというか。
信じないと言いつつ、自分の心は偽れないまっすぐな子ですものね。だけど葛藤。流石の関もここまでは見通せない。
当たらぬ八卦、だけど言葉は当たる。
当たり過ぎてしまう、それが作家大久保の陰に隠れているけれど物書きである関の業なのかもしれません。
強いな、関は。
作者からの返信
確かによく考えるとわりと知らぬ仲の子相手にぶっこみますね、ここの関。若い子に絡みたかったんじゃあるまいな……。
おかげで翠はなかなか大変です。がんばれ!
もえるまぼろし 弐への応援コメント
嗚呼、本邦にとってのフロンティア!
情熱と夢と欲望と陰謀が渦巻くよ、マンチュリア!
失礼、テンションが上がってしまったようです。
掛け合いがものすごく自然で笑ってしまいました、ここまで溜めた甲斐があったと言いましょうか。
関の言うこと、翠ちゃんを小芥子呼ばわりするのかと思いましたが考えてみれば彼女って背が高いのでしたね。
思えば、伏線は張られていたのですね、すごい手腕!
で、早速「るきへる様」という固有名詞を野郎に切り替えてくる関が流石です。相手のペースに飲まれずに、逆にはっ倒そうとしてやがる。
女郎かもしれませんけどね……?
作者からの返信
やはりがたりコンビはやたらと書きやすくて楽しかったですね……。なかよし!
今回は長編らしくあれこれ仕掛けてみたりしましたが、効いていたら幸い! 楽しかったです。
どようのできごと 弐への応援コメント
それが避けられない不幸ならせめて耐え抜いて見せようと。
菱田君の覚悟、読ませていただきました。彼の目で物事を見ることが出来ない、それがなんと口惜しいことか。
不幸は、見えないから人は耐えていけるんです。
見えないものはないものと同じ、見えるものは明らかにあるのならちょっと耐えきれる自信はありません。
それを等身大の自分のまま、自然体で受け止めた賛意を示したいです。
そうか、鴉の一件から進んでいたんですね。
作者からの返信
そう、結構頑張り屋で男前なところのある菱田君でした。目の前の苦難を放っておけない性質なのでしょうかね。
今回一個一個は大したことはないのですが、連鎖が大きかったので菱田君にはよく頑張りましたで賞をあげておきたい!
どようのできごと 壱への応援コメント
菱田君が遠い人になってしまった気がしました。
期せずして少しばかり遠ざかってしまっていたのですが、近づいてみればなるほど彼に変わりはありませんでした。
土用の鰻うんぬんでどうボケようか頭を悩ませていたことが嘘のようです。
大喜利をしないと話を進められない性質は置いておいて、微妙な異和を感じるのも確かですね。
少しばかり視界が高く、視野が重なっていないためか。
作者からの返信
一番変化が大きかったのが菱田君ですね。不思議キャラになってしまいました。とはいえ根本は何も変わってません!
彼の話もまたちょいちょい書きたいところですねー。
さかみちくだる 弐への応援コメント
インチキ――w
この一言で誰かわかってしまうのがまた、大久保も言うようになりましたね。だけど、翠ちゃんが傾倒してしまうのを防ぐため念を押しているというのもあるのかも。
再度の怪という言葉がありますが、アレって三度目の時点で話が終わっているんですよね。今はふたつめ、つまりみっつめが危ない。
無言のまま、翠ちゃんの周りにじわりじわりと線が引かれていくみたいで実に気味が悪い感覚を味わっております。
△の中に取り残されてしまったら異界に連れ去られてしまうのでしょうか。
うわぁぁああ。
作者からの返信
まあインチキなのでインチキなのです! かわいそう!
そう、世界あちこちで三度の繰り返しは題材にされてますよね。私もわりと好きなタイプです。露骨に次回に続くが多いかさねですが、どうぞよろしくお願いします!
さかみちくだる 壱への応援コメント
無限ループって怖いですね。
今回、さかみちと題にありますので事前に漏れ聞こえする情報から酒道と思い込んでおりました。
酒瓶がごんごろごんごろごんごんごん、転がってきて叔父が大よろこびするかと。
冗談はさておき(冗談多いな)。
メビウスの輪か、雪柳に夢を見せられたのか(夢幻ループ?)、それともいちぞやの怪異の仕業か、これは……いつになく超常現象ですね。
もしも自然に生まれて、作為も悪意もないとするならば、なおさら怖いおそろしい。
次で終わることと次につながることが救いであり、そうでないならハラハラとしてしまいます。
作者からの返信
転がる酒瓶! 追いかける大久保! 関のドロップキック! そんな話も楽しそうですが、坂道でした。
ループ部分は書くの楽しかったですね……。読んでも楽しんでいただけたら幸いです!
ほんのなかみは 弐への応援コメント
これで菱田君でなかったらどうしようかと思ってました。
戦士なら利き腕の腱を切ればよいのかもしれませんが、読書家なら何を差し出せばよいのでしょう。やはり菱田君同様に目玉、それとも――、怖いことを言うのはやめますか。
こわいはこわくとも、安心して読めるところが帝都つくもシリーズの良さだと思っていますので。
こわいといえば、私の蔵書にもありましたよ。もう手放してしまいましたが、高校二三年生の時分は赤い表紙の本に苦しめられたものです。どうです、あなたも読んではみませんか?
冗談はさておき。
大久保はどんな夢を見ているやら、そちらの方が肝なのかもしれないので一見害はなくとも侮れませんね。それでもせめて悪夢より瑞夢よ、をと。
時にちらつく関の影。満州の荒野でも元気にカメラを構えているやつの姿が脳裏に浮かぶようです。
大久保→菱田と順々に慣らしていく算段でしょうか、果たして登場はいつになるやらならぬやら。
作者からの返信
眼帯の人が二人も三人も出てくる話はなんかすごそう!ということで安心の菱田君でした。ちょっとがたりの時よりパワーアップ?しております。
関の安否も知れましたが、まあ奴のことなので元気にしていることでしょう。多分!
ほんのなかみは 壱への応援コメント
天使様だの悪魔さんだのって、思えばこの年頃の不安定な女子に近しいものですね。
さしずめ、るきへる様導入編に続きまして探訪編といったところでしょうか。前回までの振り返りついでに思ったことでも。
ところで、仏教関連ってこの時代も下手に力を持っているだけに下手に首を突っ込むと、えらく胸焼けがするようなガッツリした現実が飛び出してきそうではないですか。
本邦においてカソリックとは欧米と違って精神世界を占めているわけではないので、初心者でもわりと簡単に摘まめますよね。
よくわからんからこそ、ふわふわとした幻想と憧憬を向けられる。だから、危ないのでしょうが。
キリスト教にわかりやすい禁足地でもあればよかったのですが。
で、そんな無知から脱却して立ち向かうなりなんなりするための図書館です。うん、H田くん、本に囲まれているのが似合うというか馴染んでますね。
! つくもあつめのアレは伏線だったのでしょうか。その弐につづく!
作者からの返信
女子校といえばカソリック!という何らかのパターンというか思い込みというか様式美、ありますよね。御多分に洩れず好きな方です! 仏教わからない!
そしてなんか見たことのある感じの人がいますが、いやー、なんなんでしょうねこの人。
みあうひととき 参への応援コメント
見合いも終わり、作家大久保、一区切りをつける。
姪の翠は少し、引きずる。
ちょっと残念でしたね。
これを逃すと、一生独り身で終わりそうな予感もいたしますし、さもなくば人外のお家に婿入りするほかないのか知ら。
叔父は姪に話すことで幻とノスタルジヤに寄り過ぎた己の物語を引き戻しました。関相手だとお互いぐん、と首根っこ掴まれそうな塩梅ですが、したたかになりましたね、大久保。
ほろり。
作者からの返信
大久保の身の落ち着けどころ、どうなるのかな……姉がわりとびしびしした人な感じがあるので、また何かお話が来るのかもしれませんし、断るかもしれませんし……。
関とだとまた違ったムードになりそうで、想像すると楽しいところです!
みあうひととき 弐への応援コメント
ほぼ、ほぼ。解決しましたね。
対等の関係、捨てがたいものですが互いが互いで固まってしまうともうこれ以上進めなくなってしまうという反動があるようです。
死者は強い。生者はもっと強い。ならその生者を絡め取る死者の似姿はと、堂々巡りで結局返ってくる。
こんなの世の条理からすれば反則みたいなものです。
だけど、いいんです。見合いは試合じゃないんですから、ルールなんてありません。顔を見合わせ、互いの手札は出し尽くしたなら引き分けでしょうか?
さて、これが大久保という叔父ひとりの物語であるのならここで終わりで済むのです。けれど、今は姪、翠ちゃんがいます。
語りは終わり、累(かさね)の手番が回ってくる。
作者からの返信
なんか意外とさっぱりと?終わってしまった見合いの顛末でした。弥恵さん、何気に結構好きな人であります。この時代に貫くのは大変そうな志ですが!
そう、翠に話すターンがまだ残っているのでした! 次へ続く!
みあうひととき 壱への応援コメント
八卦良い、見合った見合った。
というわけで、仲人は行司さんなのかもしれませんが、なにも勝ち負けを競うばかりではなくて共に幸せな仕合を見てみたい。
果たして、奥方をいただいた大久保は関という悪友をほどほどに謝絶されてしまうのか、と危惧しつつ。
雨の日というのは思い出す日であります。
幸せになるにも勇気がいるというわけで、なにも不幸を望んでいるわけでないにしてもこの叔父さんは幸薄げな方向にふらふらと行ってしまいそうで、見守る方々はやきもきしますね。
ともあれ、この一席、波乱も含みのようで。
先を読みましょう。
作者からの返信
関、友達の奥さんに嫌われてそうですよね……。さもありなん。大久保も大久保で大概な人間ですが、さて今回はどうなってしまうのやら。
編集済
はないちもんめ 弐への応援コメント
手に余る謎ばかりが増えていくのです。
けれど、これはミステリでなく、気取った方も気取らない方も探偵が出てこない。作家の叔父は出てきても、どっかの記者さんは姿を見せぬ。
けれど、今はそれでいいのかも。
わからないなりに進んでいく、それが生きていくってことじゃないでしょうか。たとえ、るきへる様の正体が明かされる日が来ようが来まいが、怪異譚がいくら数重ねようが、話が進むのなら、生きているなら。
昭和初期と学生の郷愁を胸に、ここまで読了させていただきました。
さみしさとお付き合いをしながらここからも少しずつ読み進めさせていただきます。
作者からの返信
実はわりと解決しない話も好きでして……後からあれはなんだったのだろうと振り返ったりするやつですね。今回のがどうなるかは内緒ですが!
がたりとかさねの違いはやはりうるさい奴がいるかいないかなのかなあ、と思ったりしました。しっとり進められるのはいいのですが、たまに寂しくなりますね!
はないちもんめ 壱への応援コメント
明星からルシファーが着想されたのか、それとも最初からセットで名付けが用意されていたのか、なんとも居心地の悪い話です。
わたしたちはさみしさを生涯の友として生きていくほかないのだ。
たった今、思いついた言葉ですが居場所の無さを無理やりにでも埋めようとする人と人との関係性、学園という閉鎖空間の居心地の悪さを思い出しました。
園子さんが心配です。
このシリーズでは、たとえ人は死ななくても死んだ人はまだいるということ、です。彼ら彼女らの居場所はまだこの世に残されているのですから。
作者からの返信
またなんか新しいのが出て来てしまいました。ちなみにこいつの正体もまだ謎のままなのでご安心ください。
学校で居心地の悪い思いをした人、結構いたようでこの話はそこそこ反応がありましたね……。嫌な話度が高いというか。
初登場の園子さんの行方も気になるところです。
くろいつまどい 弐への応援コメント
怪異にしてご挨拶とは珍しい。
感心、感心……って一寸待てよ。
怯える女学生を夜道で追い回す紳士がどこにいるか、スラックスくらい履いてから出直して……こなくていい! 私の感心を返せ!
人型にして知性のある怪異、けしてはじめてではないのですが明確な目的意識をもって今後立ち向かうことになることを考えるに。
すわ大敵の出現か! というわけで、お話のヒキというか新鮮な気分です。
輪郭線はあって外枠は埋められても正体不明のまま去りますか、さもありなん。怪異は謎を解かれて正体が明るみにされてはおしまいというもの。
生きている人間は謎を解かれてもすぐには終わりませんから。
生きている限り、問題は課題は次々と生まれていって終わる暇がないと言いますか。
翠ちゃんの過去、大久保という叔父の距離より読者は離れた位置で見守るしかないのにやきもきしますが、ふたりを私は応援しております。
タヂカラオやアメノウズメになれずとも、せめて賑やかしにをと。
作者からの返信
いきなりの変質者から始まります今回の話。正体は……今更新分でもまだわかっていない有様! どうしよう!
どうぞ二人を見守っていただければと思います。よろしくお願いします!
編集済
くろいつまどい 壱への応援コメント
こ、この……叔父さん。
関がいないからって、無意識のうちに姪っ子に頼ろうとしてやがる、のか?
怪異を物理で解消しようという発想がイキイキし過ぎでしょう。
その発想は貴重です。大事にしていってもらいたい!
時に、影って実体が無いくせに動きが躍動的だったりするせいか、生命力とも関連づけられますね。
負の想念、力強くもあり、弱々しさに一喝で雲散霧消しそうもあり、っと。
なんで、こうも頼りないんだろう、場を和ませるコミカルさは大好きですが。
この人がああだから私はしっかりしないと、って思わせるのかもしれませんね。
作者からの返信
関に影響されたか、対処が乱暴になりつつある大久保です!
でもまあなんとか本人はがんばっているようなので、どうにか見守ってほしい……!
まいちるはなびらへの応援コメント
はじまりますね、叔父と姪(順不同)のおはなしが。
同じ怪異が相手でも関は振り払うかぶん殴る、大久保はすこりと通り透かしていくか立ち去るのを待つ。
手にした水面に落ちる桜の花弁、取り払うかそのまま飲み干すか。
全く豪胆ではない叔父さんですが、よそから見るになんだかゆらり(?)とした印象ですね。この姪御さんはどうなるか、立ち向かう? 抑々、酒は飲まない?
ある意味無敵の女学生。
だけど、花をつける前の若木は折られやすい。苗木は守り守られ育つのだけど、どうかのびのびと育ってほしい。
いつにも増してとりとめなくて申し訳ありませんが、予感に満ちた第零話、いつもの如く楽しみで、応援しております。
コメント返しもありがとうございます。冬から春へ、春から夏へお体にはお気をつけて。健やかな日々をお送りできますよう。
作者からの返信
おっと、お返事順を間違えておりました。すみません。
今回は叔父姪コンビでやっていきたい!という欲望のこもったお話です。どうぞ楽しんでいただけると!
みどりをかさねてへの応援コメント
思えば、指だったり縁だったりいろんなものを重ねてきましたね。
感無量です。
感想のテンションが帝都つくもがたりと比すと上がりまくっているので、傍から見るとなんだこの人……? って思われていまいか心配ですが、人の目はともかく楽しかったです。
と言いますか、読み始めてから一か月足らずというのが信じられないくらいに濃密な時間でした。
丁度、あの人たちと同じくらいの時を共有したと考えると、まさしく奇遇。
頭の中で言葉が鳴り響く、この感触を彼女もまた知ったのでしょうか。
桜の名を知って覚えられる、未だ愛でられる葉桜の中で言葉を吟味して散策する。そんな日々を歩むのでしょうか。
見えるようになったのは怪異だけではないでしょうね。
恋もこれからですし、人生もこれから。
大久保を見習って生きてみることを続けている人がいるとして。
私も、彼女を見習ってみることにしましょう。
最後に、完結おめでとうございます。
またお会いできる日を楽しみにしております。
До свидания