最後――題名にぴたりと嵌まるラストに、膝を打ちます!

安国寺恵瓊という禅僧がいます。安芸武田家という守護の家柄の禅僧ですが、毛利元就に見出され、毛利家の外交僧となった人です。
そして織田信長の最期を予見し、豊臣秀吉の台頭を予言したと伝えられ、その確かな眼力を知られることになります。

実に優れた人物だと思いますが、関ヶ原の戦いにおいて、西軍に味方し、そして西軍は敗北し、首を討たれてしまいます。

なぜ、そのような最期を迎えてしまったのか?
それがこの作品の主眼です。
関ヶ原をめぐる毛利家のあり方に、手に汗握りつつ見守り、そしてラスト、この作品の主眼――この稀代の外交僧の宿願を知った時、膝を打ちました!

面白かったです。

ぜひ、ご一読を。

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