生と死、その境界線に佇む少年は最期に何を選ぶ?

エンバーミングを題材にしたお話です。

死体に美しさを見出してしまった少年の倒錯的な愛情。
しかしその愛は純粋で、純粋であるがゆえに切なく、報われるべきか報われてはいけないものなのかと考えさせられました。

短編『牡鹿の姉』も切なくて、胸が痛かった……。
しがらみから飛び出した要お姉さんが今度こそ自由に、そして幸せに生きていけたら、と願います。


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