骨太の王道ファンタジー

 永い間人類の侵入を拒んでいた壁が崩れ中から怪物達がワラワラ出てきて人類が大ピンチだがそれでも人類は団結しなかったというファンタジーものの王道と言ってよい展開ですが、出てくる怪物がわれわれにもなじみ深い恐竜というのは新鮮です。敵組織の設定もこの設定だと普通の人間とは到底相いれないよねと納得。
 主人公も十分超人だが上には上が居て弓でティラノが倒せるかと言うと難しい、そういったバランスでその上恐竜そっちのけでいつもの政争や他国の足をひっぱろうとする連中が立ちふさがるが弓の腕が良いだけの主人公には対処が難しい。そういう訳で苦戦の連続で敵組織を一人を仕留めるまでだいぶかかったりもしますが主人公が少しずつヒーローに近づいていくようすはストレスを感じる暇も無く一気に最新話まで読んでしまいました。
 これからの見どころとしてはやはり落としどころをどうするか?という点でですね、恐竜を全滅させるのはさすがに無理でしょうし結局はどこかで共存を考えないといけないが人類側としてはそんな事はしたくないわけで。
 

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