今作を読まねば、鶯ノエルは語れません! えっ? 一緒に語りましょうぜ!

SF、ホラー、ミステリーとあらゆるジャンルに挑み、そして数々の読者を惹きつけてきた鶯ノエル氏。その彼(多分)が満を持して発表した物語こそ今作であります。最も得意とする異世界ファンタジーに、新風を吹き込む奇想天外な物語。誰も(中二限定)が行きたがる異世界へ、そう簡単にはイカセないのがノエル流なのです。
もちろん主人公の凡介はツエーですし、ロゼリアなるべっぴん女神も登場いたします。ただここまで酷い扱いを受けた女神を、私は知らない。もう、あんなことやこんなこと、つまりここではとても書けないことが、本編では縦横無尽に駆け回っているのです。
主人公もさることながら、脇をかためるサブキャラたちが、これまた尋常ではありません。サブキャラ単独で物語が作れてしまいそうです。
単なるエロティックやギャグ要素だけでは、ここまで物語に入り込むことはできませんでした。つまり根底には「愛」が流れているのです。
凡介とロゼリアしかり。ノエル氏の今作に対してもしかり。そして、なんといっても、読み手に対しての愛を惜しみなく物語を通じて送ってくれているのです、鶯ノエルという男(多分)は。だからこそ面白くない、わけがありません。
多くのかたに、ノエル氏の愛が届くことを願っております。

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