私たちが最後に選んだのは私たち自身だった

資源不足に苦しんだ果てに人間が人間自身に手を出してしまった世界。血管が、骨が、そして脳が無駄なく有効活用され、代償に選定された人間はどこかに消えていく。
肉体が資源として扱われ、誰もがそれを覚悟したこの世界で主人公たる麻也際善次は魂を追い求める。それが救いとなることを信じて。
この救いがなくグロテスクな世界観は独特で魅力的に感じられます。まだ序章のようですがこの先どうなっていくのか楽しみな作品です。

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