概要
在らざる月に招かれた少年少女による、半人前応援ファンタジー
13月の狩人。獲物として選ばれた者を、本来有り得ぬはずの月――13月に招き入れ、狩るという存在。
最凶の精霊にして、亡霊と言われるその存在は、怪談話であるはずだった。
しかしある時、魔女の修業中である少女、テレーゼは友人達と共にその13月に招き入れられてしまう。
果たして、テレーゼ達は無事に13月から抜け出せるのか……!?
自サイト「若竹庵」(http://junhanon.konohashigure.com/index.htm)からの転載小説です。
最凶の精霊にして、亡霊と言われるその存在は、怪談話であるはずだった。
しかしある時、魔女の修業中である少女、テレーゼは友人達と共にその13月に招き入れられてしまう。
果たして、テレーゼ達は無事に13月から抜け出せるのか……!?
自サイト「若竹庵」(http://junhanon.konohashigure.com/index.htm)からの転載小説です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!持つ者と持たざる者の、求めるものとその強さと。
魔女に獣人、魔道具屋さんに妖精。現実とは異なる暦を持つ世界でファンタジー感覚溢れる要素に囲まれて綴られる、現実を生きる読者に強く突き付けるものを持つ物語。自分はこの作品をそのように感じています。
印象的だったのは、主人公であるテレーゼさんとその友人であるカミルさんの似ているようで違う立ち位置をはっきりさせるくだりです。テレーゼさんは魔力を求めていて、確かにそれは不足しているけれども料理や他の家事などは人並み以上にこなせる器用さと要領のよさを持っていました。それがあれば生きていけそうという程度の「才能」を持っていました。けれどカミルさんは自分の店を持つという強い夢のためにはどうしても足りない…続きを読む