きらめく青春の光と影、光がないと影もなく……
- ★★★ Excellent!!!
一度しか会話をしたことがない夕希と涼
しかし夕希は涼を、そして涼は夕希をずっと気にしていた。
夕希は月で涼は太陽、互いは互いに惹かれていることも気づかず
年月を過ごす。
模試の結果が思わしくない夕希は、偶然涼を見つけ後を追う
二人とも互いの存在が特別なものだと分かり合うものの
夕希は自分の心を塞いでしまった。
この後二人の心は結ばれるのですが、その過程で苦しむ描写の
夕希の心が痛いです。
そして二人で駆け出して行く未来が雨であるということも
雨の対極である晴れに進んでいくのではないかと感じさせます。
大切な人というのは、一瞬でお互いが気づくのかも知れません。