概要
おなかの子の父親は、既婚者でした。
既婚者である男性の子どもを身籠ってしまった、大学生の私。そんな私が取れる選択肢はただ一つ。さっさと堕ろして、何事もなかったことにするのだ。
ーーそれは仕方のないことだって、わかっていたつもりだった。
ーーそれは仕方のないことだって、わかっていたつもりだった。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!絶望も、叶わぬ愛も、絶望も。
性交に男性は幻想を抱きがちですよね。「君だって気持ちいいだろ? だからいいじゃん」とか、「セックスはコミュニケーションだ」なんて言って、女性にこのリスクを飲ませてる。一般的な避妊方法だって女性にとってはゼロじゃない。もちろん、求められないのはそれはそれで悲しいのだろうけど、男性もこの覚悟を持って臨むべき。そう思える話でした。
主人公がとにかく辛すぎる。この苦しみを押し付けられるのが一方的に女性だというのが悲しい。
僕はフェミニストではありません。フェミニストになる気もありません。でも、女性の自由と権利は守りたいと思いますし、苦痛からは守りたいと思います。
考え方を変えさせられた作品でした。も…続きを読む