地底人の意外な正体


舞台は旧ソビエトの小さな村。主人公は友人に付き合わされ、山中へ地底人を探しに行くが……

少年たちの冒険譚かと思いきや、読み進めるごとに物語は不穏な気配を増し、最後には意外な真実が待っています。
単純にSFというよりもホラーのようなおどろおどろしさが強調されており、旧ソビエトという時代背景も恐ろしげな雰囲気を演出するのに良い効果を出していると思います。

「地底人」、そして「野ブタ」の正体が明らかになった時、きっとぞくりと背筋が震えることでしょう。

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