☆が5個つけられるなら、5個つけます
- ★★★ Excellent!!!
すばらしい。良質なSFには、ロマンが必須。この小説にはそれがある。そして、キャラクターたちのドラマ。短い話のなかで、その人間関係がきちんと変化しているところも素晴らしい。そしてSF的なギミックもちゃんとある。
本作を読んで、海王星だか天王星だかの衛星が発見されたとき、アイザック・アシモフが感心してた話を思い出しました。(うろ覚えですみません)
「天文学者、ギリシア神話に詳しすぎ!」とかなんとか。
また、地味な高等技術で、セーガン(このネーミングもいい)のセリフが、翻訳調というのがツボでした。