メール
「優月久しぶりにこれで勝負やろうぜ」
後輩たちとカラオケに来たのだが男子が俺もう1人、同じ高校にいる中学のときのクラスメイトの歴史好きなやつしかいなかったため急遽鍋パの時のクラスメイトに来てもらっていた。
そして今は何をやってるのかというとカラオケの待ち時間が長かったため近くのゲームセンターに後輩、クラスメイトたちと来ているのである。
そして中学のクラスメイトはキックマシンを指さして俺に勝負を誘ってきた。
「いいよ、ジュース1本な」
俺はそう言いながらキックマシンに100円を入れる。
結果としては俺が400、クラスメイトが380で俺の勝ちだった。
「優ちゃん先輩、プリクラ撮らない?」
クラスメイトに奢ってもらったジュースを飲んでいると最近やけに話しかけてくる後輩が俺にそう言ってきた。
「いいわ」
そう言うとその後輩は後輩グループのところに戻って行った。
そろそろカラオケの時間かと思いゲームセンターを出ようとするとクッキーをくれた後輩……伊吹遥香が入ってきた。
「あれ、先輩」
「おー、遅かったな、とりあえず行くよ」
俺はそう言ってカラオケに向かった。
カラオケでは俺とクラスメイトたち、後輩グループで分かれて部屋に入った。
「俺ら来た意味あるか?これ」
歴史好きなクラスメイトが英語の曲を歌っている中、クラスメイトが俺に聞いてくる。
「さぁ?まぁいいんじゃね?どうせカラオケ来たかったし」
そこ後俺とクラスメイト達がそのまま歌っていると何回か最近話しかけてくる後輩が入ってきたりした。しかし、特にこれと言ってなにかあった訳でもなかった。
「じゃぁな」
あの後、特になにも無く、後輩たちと別れ、クラスメイトの家の前で俺はクラスメイトと別れた。
〜♪
いきなりメールの着信音が鳴った。普段迷惑メールが届く時ぐらいしかならない着信音が鳴ったことによって俺は少し驚いた。
『優ちゃん先輩、私のことどう思う?』
送り主は最近よく話しかけてくる後輩でメールの内容はそんなものだった。
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