ゲームセンターその2
「あー!マジかよ!」
俺は音ゲーの画面に表示されたスコアを見て思わず大声を出した。
『96.89%』
「ドンマイすぎるわー」
クラスメイトが俺のスコアを見てそう言ってくる。
「なんで97いくんだって」
俺はクラスメイトのスコアを見て軽くそう愚痴る。
「サビの所をしっかり出来ればいける、と思うぞ、次、どうする?」
「もっかい同じ曲で、いい?」
「いいよ」
俺はクラスメイトに許可をとり再び同じ曲を選択した。
「ふぃー、疲れたー腕死ぬー明日ぜってぇ筋肉痛だー!」
音ゲーをやり終え俺とクラスメイトはゲームセンターにあるソファーに座りジュースを飲んでいた。
「そういやー、明日の課題やった?」
クラスメイトがそう問いかけてくる。
「明日……課題……?あったっけ?」
俺には記憶が無くクラスメイトに聞いた。
「お前まじか、化学あるぞ」
「化学……化学……化学……?は!?マジかよ!」
化学の担当はうるさい事で有名なのだ、課題を忘れると授業の半分を説教で潰れ10分は必ず延長する、という学生にとっては非常に迷惑な教師という印象である。
「わり!全くやってねぇから今日帰るわ!また明日!」
俺はクラスメイトにそう言いゲームセンターを出ようとするとクラスメイトが後ろから声をかけてきた。
「優月、お前帰り道わかるの?」
「…………わかんね!」
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