コンビニ
「優月もう時間だぞ」
図書館の司書の先生が俺にそう言ってきた。
俺はそれを聞き軽く首を回したり伸びをすると体からパキッと言う音が鳴った。
「んー、疲れた……」
荷物をしまうと教師達が図書館に入ってきた。
「じゃぁまた来ます」
俺は欠伸をしながらそう言って図書館を出た。
「うへぇ……疲れた……コンビニ行こ……」
自転車の鍵を取り出し自転車置き場に向かうとまだ残っている生徒が何人かいた。
「うるせぇ……」
スマホにイヤホンを挿し自転車に乗りコンビニに向かった。
「いらっしゃいませー」
コンビニに入ると中学の時の同級生が働いていた。同級生と言っても話した記憶なんかはもちろんない。
「おー、優月じゃん、今帰り?」
「もちろん」
「遅くね?」
「図書館で勉強してたんだよ」
そう言うと客が少しずつ並び始めた。
「じゃ、また」
「おう、またな」
俺はそのまま文房具が売ってるコーナーに向かう。ボールペン、消しゴム、シャーペン様々な文房具が並んでる棚から一つの物に手を伸ばした。
「お願いします」
中学の同級生ではない店員の人が会計などをして俺はコンビニから出た。
外では雨が振り始めていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます