出会いと対話の物語

修道女の少女ルナリアと、悪魔ラグナスの二人旅。

物語の芯に

異なる価値観の持ち主と出会って、
対話することがあると感じました。

様々な人と出会い、価値観の違いに驚き、
戸惑い、怒り、己の信ずるところを説く、

そうした豊かな心の動きと
交わされる会話が面白い。

まっとうな常識人ながらも世間知らずのルナリア。
悪魔と呼ばれながらも人の世をよく知るラグナス。

メインキャラクターの2人も
全く異なる価値観の持ち主で
そのかけあいが面白く

ルナリアの知識の不足を補い世話を焼く
ラグナスの姿はなんとも微笑ましいです。


オリジナルのファンタジー世界が舞台であり
この世界の仕組みなどは最初ほとんどわからず
それは狭い地域で育ったルナリアもほぼ同じです。

旅を通じてそれが見えてくるのも
読み進める上の楽しみになります。

あなたも、

ルナリアとラグナスと一緒に
この世界を旅する気分で
読んでみてはいかがでしょうか。

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