本当に待っているものは?ソレじゃないんだ。でも…満たされないから…代わりに満たそうと思って…でも満たされないんだ…ずっと…ずっと…。
「ソレ」自体の描写はないにも関わらず、「ソレ」の恐怖感が大きく描かれています。そして、ある意味噂は本当でした。
キリスト教の神様はもとより、日本の八百万の神々は人の祖であり、心をもった自然の具現化された姿でもあります。だから、神様は変わるのです。 時代と共に、人々の考えと共に、忘れ去られていくと共に。 これは、そんな変わってしまった神様だったモノのお話なのかもしれません。
どうレビューしようか、これほど迷った作品はありません。どこにどんな恐怖が潜んでいるのか。ソレを知ることは、僕たちには難しい。他にも、様々な背景を考えることができる作品だと思います。ぜひ読んでみてください。
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