その歌声が涙を誘う――――

遠く異国に嫁いだ、容姿に恵まれない姫。
王宮に雇われし、楽士。
二人の間を強く結んだのは、歌うこと。
ウードの音色も、二人の歌声も、聴こえないはずの音楽が心に浸透し届くようです。
若干十七歳の、いわば娘といってもいい姫の意思の強さと、楽士の想いが涙を誘います。
是非、この儚く切ない物語を読んで頂きたい。
おススメです!!

その他のおすすめレビュー

花岡 柊さんの他のおすすめレビュー388