第5話「おシャレじゃなくてもいい」
私は「休日は休むもの」という考えのもと、
土日はゆっくり休むことが多い。
このスタンスを貫いていると、
よほど浮いた存在に見えるのか、
「せっかくの休みなんだから、予定いれなきゃもったいないよ!」
とか、
「時間を無駄にしている」
とか
「出会いを広げた方がいいよ」
とか
「若いんだから、もっと遊びなよー」
とか
周囲はあれやこれやとアドバイスをしてくれる(笑)
周囲の人から見たら、私はいかにも人生を損して生きているように見えるのかもしれないな。
だが、
私のことを
珍獣をみるような目つきで
眺めるのはヤメてくれ(笑)
現代のスタンダードになり切れていない私に対して、
君たちが違和感を覚え、
落第生のレッテルを貼りたがっているのは、
分かっておる。
頼むから、聞いてくれ。
私は、十分幸せなんです(涙)
今日は、私の人生観を通して、
その誤解が少しでも解ければいいなと願うばかりだ(笑)
まず
私は、
「オシャレなライフスタイルを目指す!」
という最近の風潮自体に疑問をもってるんだ。
雑誌でも、TVでも、何でも、
最近は「オシャレに」「オシャレに」ってよく言われてるじゃないですか。
その人の内面からにじみ出た強さや格好良さが軸にあっての「オシャレ」なら、
素敵だなとは思うんです。
なぜなら、
オシャレな人の「外見の輝き」の正体が
「内面の輝き」にあると思っているからだ。
人生って山あり谷ありで、
様々な経験、人間関係、大小の壁を乗り越えながら、
喜びや悲しみを、他人の痛みを学び、
自分と向き合っていくのが「人生」だと思っている。
こうゆうと、
皆、楽して生きてるのに、
なんで自分ばっかり苦労しなきゃいけないの?
とか
ちゃんとやらない人がいる中で、自分だけちゃんとやるって損臭い
とか
傍からみると、
孤独との闘いのように思えるかもしれないけど、
自分の成長って、
自分だけで終わるような、小さいことじゃないと思うんだ。
どうゆうことかって?
分かりやすくいうとさ。
今までの人生で経験ない?
尊敬できる人が
自分の周りにいたとしてさ。
その人の生き方に触れていくうちに、
自然と、周囲の人もそれに引っ張られて、
どんどんどんどん良くなっていくことってあるよね。
つまり、
自分が人間的に成長していくことってことは、
本人が思う以上に、
周囲に物凄く大きな影響を与えるものなんじゃないかって思うんだ。
それってすごくないか?
皆それぞれの人生を歩みながらもさ、
個人個人が人生をかけて見出した回答を持ち寄って、
助け合って生きることができるってことだよね。
この考えを応用したのが、
「社会」。
自分が学んだことを、
周囲の人や世の中に還元して、
小さい輪がどんどん広がっていくとさ。
結果的に、社会の良い循環を生み出すことに繋がるんじゃないかって思うんだよ。
このことからも、
自分の成長とは、自分だけが良くなることじゃない。
本人が意識しようがしまいが関係なく、
その人が「社会」で生きている以上、
誰かと「コミュニケーション」をとっている以上、
周囲に必ず何らかの影響を与えるのである。
この世に「生」を受けるというのは、
まったくもって、責任重大である(笑)
しかも、そんな生き方をするには、
最大の難所が待ち構えている。
そう、
まずは、
今の自分がいかほどの存在かを、
しかと、自分自身で認識する必要があるのだ。
これ、めっちゃキツイんだよねw
どんなところがまだまだなのか、
逆にどんなところが長所なのか。
自分で認めたくない部分、
分かっているけど直せない部分を、
深く深く見つめて、
向き合っていくんだからさ。
発狂しかねない程、苦しい(笑)
加えていうならば、
自分の良いところも悪いところも
きちんと受け止められるようになるには、
その人が今までの人生で、
どんなことを学んできたかがポイントとなる。
なぜなら、
その学びの質によって、
その人の「器」(強さ)が育まれていくからだ。
自分を大きく見せたり、人から見た自分像に惑わされたり、
皆にどう映るかばかりに気をとられて、
いくつもいくつも鎧をまとっていては、
後々自分の首を絞めることになる。
よくプロジェクトでもあるように、
まずは現状分析ってね。
虚像ではなく、現状をきちんと把握してこそ、
今後取り組まなければならない課題や方向性が見えてくると思う。
本当にオシャレな人とは、
この内側と向き合ってきた人たちだと感じる。
だからこそ、凛としていて、素敵なのだ。
様々な経験から育まれた豊かな内面と、
自分の人生から見出した「自分流」があればこそ、
オシャレに格好良く見えるのだと思う。
世の中でよく言われているように「人それぞれ考え方が違う」のであれば、
「答え」だって、一人ひとりが自分の人生の中から見い出していくものであって、
正しさの基準を周囲に委ねるのではなく、人を真似るのではなく、
自分と向き合って真剣に考え続けることが大切なのだと感じます。
ここで、冒頭の休日話に戻ります。
(長かったw)
社会生活を営む上では、
色々な人とコミュニケーションをとる必要があるし、
自分がその時、身をおいている環境に合わせていくことは大切なことだ。
プライベートでは簡単に避けられることも
仕事とあれば、そうはいかない。
話したくない人とも話し、
やりたくないこともやらねばならんのが仕事なのだ。
その中で1ヶ月頑張った成果と我慢料が、
毎月いただいている「給料」だ。
そうゆう訳でして、
私にとって「休日」とは、
日頃の疲れを癒す大切な時間であるのだ。
また、
これは自分の性格的なものでもあるのだが、
広く浅く付き合って、
とにかく騒ぎましょう!
みたいな遊び方がつくづく向いていないのだ(笑)
だがしかし。
本当に心から仲が良い人となら、
いくらでも遊びにいきたい。
----------------
友達も少ない。
休みの日に予定がない。
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と聞けば、
確かに心配にもなるだろうし、
つまんない人生を送ってるんだろうなーと
思われるかもしれんが、
心配ご無用です(笑)
平日は仕事を頑張り、
休日に好きな本を読んでゆっくり休養し、
親友と最近あったことや、感じたことを話し合う時間が、
誰の目に、どう写ろうが、
まぎれもなくあたし自身の「生きる糧」であり、
自分の人生をとても豊かなものにする素敵な時間なのだ。
自分のプライベートには、
「こうしなきゃいけない」ことも
「こうでなきゃいけない」ことも
何一つない。
世の中の流れがどんどん進んでいこうとも、
自分心が感じるままに、
自分が本当に欲している過ごし方、
人との付き合い方を
自分なりに実践していこうと思っている。
あたしは、幸せです。
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