ゴジラをこれでもかとリスペクトした、硬派は怪獣小説。

『シン・ゴジラ』を見ていないという愚か者ですが、『パシフィック・リム』は大好きということで読ませて頂きました(笑

 映画館で映画を見ていた主人公武田信義は、突如現れた怪獣に襲われる。国防軍である武田は当然、怪獣と戦うことになるのだが……。

 怪獣が現れたらやはり作戦会議は必須ということで、この作品にももちろんあります。私、こういう決戦前の会議シーンって大好きなんですよ。ただ同時に、そこがチープだと途端に冷めてしまう。しかしこの作品はリアリティがあり、登場人物のやり取りにのめり込んでしまいました。

 そしていざ、怪獣と戦闘というシーンでもリアルな描写が続き、且つ緊張感が持続します。うーん、この戦闘シーンは映像で見たいぞっ! 

 全編に渡る怪獣愛に感服致しました。そしてこれはたくさんの方に読まれるべき小説だと思います。

 ということで、皆さまも是非ご一読を(⌒∇⌒)

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