今年は散っても、必ず来年は開花しますぜ!

青森の弘前公園を舞台にした街の物語。桜は学生にとって、色々な思い出が重なる花ですね。入学、卒業という恒例行事はもちろん、初恋なんていう浅き夢見し頃も似合う花です。
そんな甘くも切ない学生時代を、桜の季節をバックに描かれた物語です。主人公は挫けずに、前を向いて歩こうとする。そんな一コマを、心の内を丁寧に描写されております。

女心と秋の空、昔の人はよくこの存じだったのですねえ。

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