狂気に殴られる

イマジナリーな彼女を創れるようになった主人公と、その彼女からの大きすぎる愛。
猟奇的なクライマックスは、文字を追うだけでゾクゾクしつつ、作者様の趣味全開だなあとニヤニヤしてしまったり。

前後編の構成ですが、特に後編、主人公がどういう状況なのかをロジカルに理解しようとすると頭から煙があがる仕様。
でも多分その方がいいような気がします。明確に描くときっと凄惨すぎて。

理解せずとも感じるだけで十分不気味で怖い、傑作ホラーです!

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